関数で月末を表示させる
例えば見積書の有効期限。
発行日の翌月末を期限として表示させたいときなど。
毎回日付を入力するのは手間がかかる。
「発行日」の日付を入れたらその翌月の末日が表示されるように関数で設定してしまえば楽だ。
今回使うのはEOMONTH関数。
EOMONTH関数
EOMONTHとは「End of Month」の略で「月末」という意味になる。
指定した月数だけ後(または前)の末日を求める。
※関数の結果はシリアル値で表示されるので、表示形式を変える必要がある。
例:【B1】の日付の翌月末を【B2】に表示したい。
=EOMONTH(B1,1)
【B1】の1か月後の月末を求める。
結果は「2022/7/31」となる。
※セルに日付の表示形式を設定していない場合は、シリアル値の「44773」が表示される。
EOMONTH関数を使って月末以外も求めてみよう。
月初や10日・20日などの指定日を求める
EOMONTH関数で月末が求められるということは…
その結果に1日足せば翌月の一日、つまり月初になる。
10足せば10日になるし、20足せば20日ということになる。
ただし、月末を求めてから足しているので更に次の月になるということを忘れてはならない。
翌月の月初を表示したいのならば、EOMONTH関数の月の入力を”0”にしなければならない。
月末まで残り何日か自動表示させる
ファイルを開くだけで、月末まで残り何日か表示させるということもできる。
【B5】に入れた関数は、
=EOMONTH(TODAY(),0)-TODAY()
今月末から本日の日付を引くというもの。
TODAY関数を使っているので、ファイルを立ち上げる度に本日の日付が計算され結果が表示される。